「猫」 スクラッチ
個展が近づくと、皆遊んでくれなくなる。
友M「鶴の恩返しみたいにムムリクが自分の羽をむしって旗織っている気がして…、見てはいけないような気がするんだよね!」
友D「ムムちゃんは、近づき過ぎると、こっちが火傷する気がする!」
すまないねえ……。ほんと。ある絵だけで展覧会は出来るのだけれど、(乗れば1日スケッチ1〜2冊。三越個展の時は長期苦しんだ挙げ句. ある朝、手に何か降りて来て1日100枚ペースでドンドン描いちゃった という馬鹿業の歴史が……。) (20年以上かける絵もあるけど。) しかし、可能ならインスタレーションしたくなってしまう!
楽しんで貰いたい!空間を建ち上げてみたい!商売を越えた事物を、頂いたチャンスの中で実現してみたい。これが膨大なエネルギーと出費を生むチャレンジであり。ワガママの成せる技でもある。
できるかなぁ……。と、不安にも成るけれど、
有り難い事と、心に思っています。
(kama-neko)
で、鶴の恩返しですぐ思うのは、猫の恩返し。
学研の装幀本で、宮沢賢治の「猫の事務所」を描いていたときの事。猫が涙を流す……。と言うのが、わからず。傍にいた愛猫ジュピター君に聞いたのだ。
「ねえ、猫さんは どんな風に涙が流れるのかなあ?」
そしたら、何とジュピター君はやおら涙をポロポロ流し始めたではないか!!!!!!
ビックリしたけど、とにかく描かせて貰って。
翌々日の朝5時。「ジュピターありがとう!もういいよ。描き上がったよ!ありがとう。」と言って2時間寝て起きたら、ジュピター君の涙はピタッと止まっていたのだ!
ジュピターありがとう! しかし変なお顔だなぁ〜
クスクス
今日はチューリップ好きなNちゃんの誕生日!
「赤いチューリップ」
お祝いでもやろうかと思ったら、仕事でパンパンだって。だんだん皆、忙しくなって遊んでくれなくなる。
残念だ!考えたら毎日だれかの誕生日。毎日お祝いしていいんだ……!
「トホホ」
一日中、粘土をこねていて。気がついたら夜中だった。超辛のポテトチップスとチーズ、ワインを食しながら、これを書いています。
トホホ 最低!!
前に、「ゴッホがいよいよお腹が減ると、近所までソーセージを買いにいって食べたそうです。ひどいものですね〜!!」とか、誰かが話しているのを聞いて、「え?マシじゃん!」とか、思った自分が更にひどい! ♪さてと、ずっとアトリエに籠っていたので、
夢の中では大冒険といきたいもんだ♪♪♪
バレンタインは私にとって、愛犬「ふじ」の日。
( ー会った頃のフジー )
子供から成人するまで、共に育った特別な犬です。
( ー晩年のフジー )
名前は母が子供の頃、軍用犬にとられてしまったセパードの「ふじ」から、頂きました。
(祖父が犬好きで、あるとき先代「ふじ」に栄養をつけさせようと、卵をあげすぎて、真っ白に ! してしまった事があるそうです。)
(今でも「ふじ」のことを思うと、暖かい気持ちになります。)
いつも一緒に寄り添ってくれました。遊び友達だったのが、しまいに逆転して、姉のような存在でした。
ひとりでいたバレンタインの日に、腕の中で天国に飛んでいきました。 今も、見守ってくれているような気がしています。
な、わけで〜バレンタインは「Fuji My Love.」の日!
プロユース型取り粘土は手強い。湯煎にしたり、撫でてみたり四苦八苦。
国民の人が連休最終日。今日も絶好調なお天気です! アーティストは実は連休が無い。ただし他人様から見ると、「いつも遊んでいるようだ!」ーと、常に言われています。
「さあてと、どこにサンポに行こうかな???」ランラン♪
「マーセルって、一体???」 東京の繁華街から、ちょっと横町に入ると、不思議なお店や空間がたくさんあります。(写真は、渋谷区。恵比寿。広尾。)
近所にコンビニが出来て悲しそうな八百屋さんなど、
がんばって時々お買い物をするようにしています。
街の顔が奪われていくのがイヤだからです。
「面白かったけれど、アトリエで絵を描こう!」
おんもに出てばかりいると、時間は飛ぶように過ぎていっちゃいますね!!
今日は風が強い。
[アジアを歩こう!!] 香港が中国に戻る前、クーロン城育ちの人に、
案内して貰いました。表は歯科医だらけですが、内部通路は水浸し、板を渡した所を歩きます。食品工場などが入っていて、足下をネズミ達が走り抜けます。今は無き、有名だった九龍城の体験。
「パンダ! あ、ハンダ。」 こんな風景が何故か好き。
「お手ッ!」
前から気になっていた所を写真に撮ってきました。
「ああ、さっぱりした!」 オヤジさん
「海に行きたい……。」 東京ジョニー
「エマちゃん、遊ぼ!」 ジョン君
TOKYOは楽しい!ジョニーとジョンは同じ生物?
大きなおなかで朝日新聞社での個展を見にきてくれた、Ms,Yumikoに赤ちゃんが生まれた!!その時初めてお会いした方だけれど、おなかに耳をあてさせてくれて、もの凄く暖かい不思議な体験をさせてくれたのだ。
[フフッ] 2001. 水彩.
なんか、よくわからないけれど、とっても嬉しい!
命って、素晴らしいなあ!! 赤ちゃんに生まれてくれてありがとう!と、言いたいくらいだ。
今日はKatoGALLERYに行って、額奘と配送をお願いした。
色々、用事があって近所を歩いた。
楽しかった。
Artdirectorの宮原さん http://www.1938.jp/
のstudioで、表紙絵の打ち合せ。 同じ素材が、見ている前でドンドン変容していく。才能豊かな人と仕事できるのは喜び!
[ ニャン] Mumuryk.2001. 水彩.個人蔵
それから、銀座に松田靜心さんの絵を見に行った。
http://gakuseezoo.at.webry.info/200702/index.html#0205
松田さんの絵からは、ポジティブなエネルギーがどっと出ていて!何だか仲間だなあ〜!と、勝手に感じた。(迷惑かもしれないけど……。)
[ポチ] Mumuryk. 2001. 水彩.個人蔵
そう言えば、松田さんはマジカル・ムムリク・ロードを見に来て下さった。http://gakuseezoo.at.webry.info/200609/article_2.html
有り難い事です。なにか、一緒に出来ると良いなあ〜!!
世界と生とは一つである L.Wittgenstein
寝本に、ーウィトゲンシュタインー(ノーマン・マルコム著 講談社現代新書345)を読む。これは、精神的に良い本。明るい気持ちになる! 朝風呂に、ー空海の風景ー(司馬遼太郎著 中公文庫)を読む。 これも、 精神的に良い本。明るい気持ちになる!
なんど読んでも面白いのは馬鹿の証拠、染み入っていないので、何度も面白い!! 馬鹿は便利だ経済的にも良い。
我ながら誠に、沌沌としている。
今日は、打ち合せだ。朝の1枚を描いたら支度をしよう。
M・ ARTのM氏と打ち合せ。まずは、限定物の超実用的でないグッズを作るか?粘土相手に試行錯誤。
夢中になっていると、すぐ朝だ。
グッズでも、ハートの入っている本物を世に出したい!夢中になり、先日も、ぜひ行きたかったパーティに行きそびれた。遊美さんの個展までに、何とか形にしたいと思う。綺麗なエネルギーを出して行きたい!と、思うのだが、それはいかにも綺麗な物を創ると言う事ではない。
ー Merody ー 25×20cm, エッチング, 着彩
生成。 輝き。 消滅。
ー ファウスト ー13,5×12cm. スクラッチ,
出現。選択。輝き。
良い演奏体験は、ものの生成と誕生を体験できる。
誕生の現場だったり、空間が生命で溢れる体験。アルゲリッヒ、チェルビダッケ、高橋悠治、マイルス・デヴイス、ポリーニ、etc,etc,……。
ジャンルを問わず、もの凄い演奏を体験して来た。
武満徹、ベートーベン、モーツアルト、民謡、鳥の唄、夜の口笛…、
音楽をきいたり、絵を見たりすると、人間って特別面白い!!と、感動。
ー 音 ー 水彩
ま! 身贔屓かな〜!とも、思う。
アート日記を見て、どうにも愛猫ジュピター君に見えたので……と、友人がシーサーをくれた。ありがたい。
確かにそっくり!左がご飯の期待の顔。右はチーズを見て、雄叫びをあげている顔。可愛い!宝物にしよう。
( 後方2体の作品名は『アチコチ・スイッチョ』)
私には不滅?の友人?友クマもいる。
昨日の日記。チビの時の自画像に出て来たクマ。
初個展の時、2会場の大きい会場に、クマを置いて徹夜で会場を見守ってもらった。ーレイアウト中の会場風景。ー
(ま!ただのボロボロなクマなんだけれど♪)
(Golden Slumbers.「 いい夢みてね!」くもん出版より。)
一緒に生きる感じかしらん。
人って便利だ! トホホ
♪今も存在している事に感謝♪
[赤]
コノ絵を見て「自画像ですね!」と、言われました。
誕生日なので、自己確認してみたくなった。
「戦没画学生の絵」みたい!自分でも思ったけれども……。実は、16才の時の自画像。
チビの時の自画像。
他人事ながら(ちがうか…!)存在=命って
楽しいんだよな!!!
ありがたいことです。
kotosimo,zenryoku de ikimasyou!!!
当初3/31〜4/13の予定だった個展期間が、4月15日(日)迄と延長されました。
14日には、NYからミュージシャンが来てJAZZコンサート(有料)です!
音楽好きな私は今からワクワクしています。
面白そうです!
ギャラリー遊美1周年記念企画展 ムムリク展 ーMusiqueー
2007年 3月31日(土)〜4月15日(日)12~19時
東京の荻窪駅 歩5分の所に出来た、「ギャラリー遊美」さんが、
1周年記念企画展のアーティストとして、
白羽の矢をたてて下さいました。ありがたい事です。
感動したのは、オーナーの青木晋一さん、プロデューサーの青木純子さんのお人柄です。アートを心から愛していらして! 音楽家でもある青木純子さんのプロデュースで、ギャラリーは
クラシック、ジャズ、邦楽のコンサート会場でもあります。
「遊べそうでワクワク」
来て下さった人に、楽しんでもらえる個展になりそうです! 超多忙な中、同行してくれた(感謝!)友人とワイン片手に語っているうちに朝となってしまいました。 楽しい話、面白い話は、追ってまた、 だんだんと書いて行こうかと思います。
野暮用で、アトリエを空けたのである。
実はメジロの生態観察に夢中になっちゃったのであった。
帰ったアトリエの入り口に、上等の紙山々!!!!!
うわ〜!!!ありがとうございます!!!!!
IMAGINE Art Planning の 福井一男社長!
溝渕由起子さん! うわ〜!!嬉しいなあ〜!!!
実は昨年、朝日新聞東京本社コンコースギャラリーで
個展をやったときに、全力でインスタレーションを実現して下さった、 パワフルな会社。「イマジン・アートプランニング」皆様から、上質な紙のプレゼントを頂いた! 泣きそうになった!ジンと来た!
コメントがついている。
「たくさん描いてください!」だって!
や〜!!素晴らしい方々だなあ!
ありがたいなあ!!
ありがとうございます。
たくさん描きます。
[アネモネ」
心やさしい人がいる。自分では、気がついていない。
雨にもまけずーの、ような人物だなあ……。と思う。
「西に…東に…」
全然、品行方正ではない。
爪のアカなんか、けっして呑まないけど、
こんな人物と友達で良かったと思う。
これを読んだとしても、自分の事だとは思わないだろう。
奴の願いがかないますように。
昨夜は写真家 篠利幸さんの出版パーティ。会いたかった人や 新しくお会いできた方に感謝。アトリエに帰ったのは朝3時。
「使者」 48×40cm . pastel. 8/8 . 2002
「ムムリクは天使の画家」と、人に指摘されるまで、気づかなかったが……。そう言われれば、多いようにも思う。
チビの時、天使になったつもりで衣装箱に入り、(蓋した友達は飽きて帰った。)帰宅した母を慌てさせた。 本人は幸せな時間だったけれど。
[太陽と天使] 5才
人は、何を見て感じているのか?不思議な存在だと思う。
さて、昨年から始めた日記。ページ上にない、
過去の絵日記を見るには、上にある「過去ログ」をクイックして下さい。次に、新しく出た窓の中の「過去ログ1ページ」というのを選んで押せば、以前の絵日記が見れます。
恐ろしい事に、3才〜5才の絵も
出てきちゃったのである。ううん、明るい!
今、描いている絵と変わらないではないか!
3才にして、色彩感覚が今と変わらない!
進歩が無いのである!
遠回りして生まれたままに戻っちゃったのである!
何やってんだ?おまえ?と、
己に突っ込みを入れざる得ないのだ!なんだか、
トホホな人生だなあ!
とにかく誤摩化さずに生きよう!!
ゴソゴソとやっていたら、16〜17才時の絵が
ごっそり出てきたのである。
友達と遊びでやっていた、音楽ユニットのポスター。
喜々として描いていたはずの絵が、今見ると濃いイ!
う〜ん、可愛い!バックにいるのは、宮沢賢治だ、
マンレイだ、デュシャンだ、蒼々たるメンバーの前に
子供が二人気張っているではないか!
次に紹介するのも、背伸び感満点。
(当時、大学生の人達からよく学園祭用のポスターや
同人誌の表紙を頼まれたのである。そんな1枚)
基礎を学んでいた画家に「君には、もう教える事はないから、自分の道を行きなさい。」と
有り難くも放免された時期でもある。
今、流行りの自分探しの時期って事でしょうか?
ああ、大人になって良かった! ホッとした訳でした。
雑誌「のんびる」ー詳しくは、トップの最新挿画本、
緑のダイヤ印見てね!
良いねえ!マジに人様に良い事をしたい!と、編集長、編集部
スタッフ、デザイナーの宮原さん。熱い想いが伝わってきた。
本紹介で書いたように、恩人大牧さんの、本創刊に対する
熱い想いを受けて、表紙を描かせて頂いています。
ヴィトゲンシュタインじゃないけれど……、編集部の
スタッフ皆が、「人間らしい人間」の方々で、感服。
20代から、たぶん60近い方々が、スタッフで頑張っています。
月1冊¥350−
皆様、興味があったら、ぜひ
取ってみて。
静かな雨が降っている。
バイオリンとピアノ.ソナタを聞いている。
音楽は美しい。
「さんぽ」 20/1 , 2007